
ゼラチンシルバーセッションってのがあります。
同じネガから4人が自分のスタイルで紙焼きを作って展示するってのが最初にありました。
雑誌で紹介されたものしか見ていないのですが、同じネガでも焼く人によって面白いほどはっきりと違うもので、なかなか興味深いのです。
ネガからのプリントは森山大道で言えば暗室でもう一度シャッターを切る、下のyoutubeの動画にもでてきますがアンセルアダムスで言えばネガが楽譜でプリントは演奏、ということがわかるような気がします。
フィルムで撮ったものじゃなくてデジタルだってパソコンの前でもう一度シャッターを切ったり、レタッチで演奏できるのかもしれませんが、レタッチは無制限すぎて、もう一度切る・楽譜を演奏する、というのとはちょっと違うかもしれません。
デジタルのレタッチにはフィルム時代とは違う別の何かがあると思いますが、今のところ名言らしいものは目にしていません。
これからのデジタル時代に残る、アンセルアダムス並みの名言を発明できたら歴史に名を刻むことになるかも。
ちなみに上のはFlickr上でできるレタッチでビネッティングを使い周辺を落として、色を少しつけてコントラストの調整をしました。
コントラストを付けることで手前側と奥との、あっちとこっち感ができたかなぁと思います。
ということで、トラックバック企画「レタッチ」に参加!