
「写真本来の楽しみ方はレンズ交換式カメラに集中していくと考えている。その中で二極化していくだろう」
これはリコーがペンタックス買収の発表の際、リコーの社長が発言した内容の一部です。
「写真本来の楽しみ方」は色々あるかと思いますが、今日ニコンが発表したNikon 1は写真の楽しみ方を提案するかのようなカメラに思えました。
動画からの切り出しや、60fpsの連続撮影、AF速度とフォーカスポイントの多さ、静止画前後の動画自動記録、などなど。
iphoneでも一眼レフでも代用できないカメラでしょう。
欲しいか?というと自分はそれほど欲しいとは思いませんが、写真が楽しめるカメラなんだろうなぁとは思います。
で、それが写真本来の楽しみ方かというと、これまでのものから少し外れているようにも思えるし、本来の楽しみ方なのかもしれないと思ったり。
写真の楽しみ方は見る・見せる、ことにあると思いますが、例えば動画と静止画の組み合わせるモーションスナップショットは見る楽しみを増す可能性もあり、一方でそれは写真の魅力を損なう可能性もあるでしょう。
決定的瞬間を強調するかもしれないし、弱めてしまうかもかもしれません。
ストリートスナップで使ったら面白いと思いますが、今のところ私はそれが写真本来の楽しみ方とは違うような気がします。
さて、リコーは写真本来の楽しみ方についてどんな風に考えているのでしょうか?