2009年03月29日

合理的な使い分け

R0011261
CX1を手に入れてGRD・GRD2との使い分け、使いまわし、使い方などを考えてしまいます。
私の場合、初代GRDは赤外専用となっているので、CX1だろうがGRD3が出ようが他とは被らないので初代はそのまま。
CX1と初代GRDにはネックストラップをつけていて、首からぶら下げる場合はどっちか一つだけなので、CX1と初代GRDは一緒に持ち出さない。
ということでデジカメを2台持ち出すならGRD2と初代、もしくはCX1になろうかと思います。
でもこういった合理的な使い分けをあらかじめ考えておかない方がいいのかとも思います。

森山大道、写真を語るっていう本を読んでいて、この本は過去の対談などをまとめたもので、その一つにアラーキーとのデジカメに関する対談があります。
「デジタルカメラFREEDOM」っていうムック本の企画で森山大道が静止画も撮れるデジカムを使って、それを見ながらデジタル写真をどうこうという対談です。
その対談の中にこんなのがあります。
荒木 おれが言ってんのは、相手との関係において、手を下すまでの時間や距離のことなんだよ。昔だったら、暗室に入ってプリントするとか、感度は高いものを使おうとか、プリントはこの紙でやろうとかさ、いろいろ考えたことがあるじゃない。

もう一つ
荒木 (中略)それで撮影の最中に、このオンナじゃない、別のオンナが思い浮かぶわけだよ。ピント合わせるときに。でも、デジタルはほかのオンナを思う暇がないじゃないか。そういうことを言ってんだよ。要は面白がり具合なんだよ。だから「そういうのを捨てんじゃない!」っていう感じよ。

こういったのを読んで、デジカメは合理的に使い分けずに、どのカメラを持ち出そうか悩んで撮るのも悪くないんじゃないかという気がするけど、迷うのはフィルムカメラに任せて、デジタルでは合理的にするのが適当なのかとも思います。
そもそも、頼まれてもいないしお金にもならない写真をなぜ撮るのか合理的理由がないことを考えると、デジカメを合理的に選んでいると考えることがウソじゃないかという気もします。

ビールで酔うかワインで酔うかシングルモルトウイスキーで酔うか、それともビールに酔うかワインに酔うかシングルモルトウイスキーに酔うか。
酔ってくると合理性にかけ、判断力が欠如するということじゃないかという気がしてきました。
今は酔っているので、合理的な考えができているのか判断ができません。

森山大道、写真を語る (写真叢書)
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posted by gr-digital.net at 22:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | CX1 b_entry.gif
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