
今売られている特選街はデジカメを特集しています。
年に一回くらいはやっていそうな、一眼レフとかコンパクトデジカメに採点をしている得意のやつです。
特選街の採点ってのはデジカメに限らず理解しかねるところがありますが、それはともかく、特選街の中にGRDに関する記事があります。
点数をつける記事ではなくてほぼGRDのデザインに関するものです。内容的にはGRDマニアのみなさんには今更かと思うような内容です。
記事なのか記事風広告なのかわかりませんが、この時期になぜそんな内容なのでしょう?
一つはデジカメに求められているものが画質からデザインに変わってきているという消費者の要求。
もう一つはGRDのテコ入れ。
特選街にはJ.D.パワーのデジカメに対する顧客満足度調査に関する記事があり、その記事では画質からデザインへと消費者の要求が変化しているという内容になっています。
なのでコンパクトデジカメの満足度が高いリコーのデザインに関してページを割くことは不思議ではありません。
が、読んでみるとその辺の流れもなく突然GRDの記事になっている印象があるので、デザインや顧客満足度が高い秘密をリコーに探る、という感じがしません。
そこで次のGRDのテコ入れです。
リコーとしてはGRD2よりも新しいCX1をアピールする記事の方が都合がいいでしょうし、広告としての効果もあると思います。
GRDも比較的高い価格を維持していた時期であれば広告としての価値もあるしテコ入れになるかと思いますが底値とも思える状況です。
なので今の実売価格でGRD2を売ってもリコーとしてはさほど旨味はないのではないかと思います。
それでもわざわざ記事にするのはGRD2へのテコ入れではなくて、GRD3への布石の一つでは?と思ってしまいます。
リコーは発表前に外堀を埋めるというか、発表前に色々と話題を作っておく傾向が見られるような印象があり、特選街の記事もGRDシリーズをアピールする手段の一つかなぁとうがって見てしまうわけです。