
束芋の惡人を買いました。
文庫だと思うと高いけど、作品集だと思ったらそれなりの値段。
深津絵里が賞をもらった映画が悪人ですが、その原作が新聞で連載されたときの挿絵を束芋が担当していて、それをまとめたのか新たに手を加えたのかよくわかりませんが、悪人の挿絵を文庫本にしたものです。
小説のなかから一言二言挿絵の上に新聞の切り抜きのように貼りつけていて、悪人を読んでいない私もなんとなくあらすじがわかったような感じ。
横浜美術館で見たのは色がついていなかったものでしたが、これは色付。
展示してあったのは和紙に墨で描かれたものに後ろから光をあてて透過光で見せていました。
束芋のイメージはアニメーションの作品の印象が強くて,見たとき意外な感じでした。
今回の文庫では挿絵に言葉が付くことでイメージが頭の中で動き出すようで面白い。