
木村伊兵衛を特集した別冊太陽を買いました。
2500円+消費税の割に結構な内容です。
木村伊兵衛の写真がいいのは、見ていると写真を撮りたくなるところです。
特別じゃなく、何か自分にも撮れそうな気がしてくるのか、木村伊兵衛の写真を見ていると写真を撮りたくなります。
カメラさえあれば誰でも写真が撮れる現在、見ていると写真が撮りたくなる写真にこそ写真が持つ魅力の根本があるのでは?と思います。
聴いていると踊りたくなる音楽のように見ていると踊りたくなる映画を撮りたい、みたいな事を北野武が話していたと記憶しています。
体を動かしたくなる衝動、写真を撮りたくなる衝動を導くという点で、写真において木村伊兵衛がその一つなのかなと思いました。
木村伊兵衛―人間を写しとった写真家 (別冊太陽 日本のこころ)
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平凡社 (2011-09-23)
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