
私がGRDで好きな機能にスナップがあります。
AFでもMFでもでもなく、2.5mや5mといった指定した距離にピントを固定する機能です。
GRD3までは1m、1.5m、2.5m、5m、∞と選べて、それはメニューに入らずに変更できたのですが、GRD4ではautoが加わった代わりにメニューに入らないと距離の指定を変更できなくなりました。
で、これは酷い改悪だと思ったのですが、実はそんなことありませんでした・
改悪以上にスナップのautoがよく出来ているから。
スナップのautoは外部センサーからの情報でピントの位置を決めるのですが、外部センサーはレリーズ半押し中でも動き続けます。
つまり、半押し後に構図を決めてもピントが合う、ということです。
私の場合、まず半押しで露出を決めたあとに構図を整えて撮影、という感じでこれまでGRDを使っていたので、半押しした後に外部センサーがピントを合わせるというGRD4の挙動は具合がいいのです。
上の写真の場合、まず画面奥の方の建物を真ん中にして半押しをして、半押しのまま「とまれ」が入るように構図を整えてから撮りました。
結果、露出は奥の建物をベースにし、ピントは手前側にきています。
暗くなると外部センサーの反応が鈍くなりますが、昼間は十分なスピードがあります。
スナップのautoは思っていたよりもずっと凄い。

