

GRD4の変更点でもっとも大きいと思うのは手ぶれ補正、ではなく液晶モニターの視認性向上にあると思います。
外付けのファインダーやノーファインダーで使っている!という方もいると思いますが、ほとんどの方は液晶モニターを見ながら撮影していると思います。
他のコンパクトデジカメと同じようにGRDには流行りのEVFはありません。
GRDでは液晶モニターを見ながら構図を決め、露出を決め、ピントを決めて撮影するのですから、液晶モニターが見やすくなることは非常に大きな影響を与えます。
初代からGRD2、2から3になったときも液晶モニターは解像度があがるなど見やすくなりましたが、今回はいっきに見やすくなった印象があります。
しかも外で見やすくなりました。 屋内ならGRD3の液晶モニターは十分にみやすく、解像度も十分でした。
しかし天気のいい日、屋外では見にくく感じることはしょちゅうです。
手を伸ばしてマクロでも撮ろうとしたら、液晶モニターは見ずにエイヤーでとることが多かったのですが、今度は液晶モニターで確認しながら撮影することができます。
ライカがバルナック型からM型に変わった時、当時の人はファインダーの見え方に感動したでしょう。
カメラがレンジファインダーから一眼レフへと主流が移ったことは撮影するレンズを通したファインダーを持つからでしょう。
カメラはファインダーを中心に変化してきたと言えます。
それは撮影においてファインダーが重要であるからだと思います。
デジタルカメラにおいては液晶モニターがファインダーのようなものです。
ファインダーが無い代わりに液晶モニターに現在で最上のものをおごる。
見やすい液晶モニターこそGRD4の最大の変更点で、もっとも影響のある変更点だと思います。