マクロモード時の違和感はGR3xではほとんどありません。
GR3の場合、マクロモードで撮れそうなのにピントが合わずに撮れないことがあります。
十中八九マクロモードだと被写体まで遠すぎるケースで、慣れないと「なんでピントが合わないんだ!」ってことに。
GR3のマクロモードは6センチから12センチまでの距離にピントが合うのですが、非マクロモードで10センチから無限遠。
対してGR3xはマクロモードで12センチから24センチ、非マクロモードで20センチから無限遠。
GR3はマクロモードと通常モードで被っているのはわずか2センチ、対してGR3xは被っている区間が倍の4センチ。
使ってみるとすぐにわかるのですが、このわずか2センチの差が使いやすさにつながっています。
GR3も慣れると気にならないのですが、使い始めた時はめちゃくちゃ変な感じがしました。
あと既にどこかに出ているかもしれませんがGR3とGR3xの最大撮影倍率は
35mmクロップのGR3>GR3x>GR3
たぶんこの順になると思います。
クロップしたものを撮影倍率が上がると表現していいのかはともかく、最短撮影距離で撮った時はGR3xよりGR3でクロップした方が大きく写ります(クロップがありなら、GR3xでクロップすればGR3のクロップより大きく写ります)。
ただ、ワーキングディスタンス(レンズ前面から被写体までの距離)はGR3xの方が長いので(影が入りにくいなど)寄って撮りやすいのはGR3xです。
寄って撮りやすいのはGR3xですし、GR3は(恐らく)レンズ交換式よりも寄れるので広角マクロとして強みがあります。
マクロとしてはGR3の方が強みがあると思いますが、使いやすさはGR3xかなと思いました。
もっとも、何を撮るのかや好みが大きく影響するのでどちらが優れているという見方は違うかなと。