2022年11月14日
ドアの写真
11月17日(木)から新潟市中央区砂丘館の蔵で始まる6人展では、ドアの写真を4枚使う予定です。
いずれも外にあるドアで、私は外にあるドアが好きだからです。
なんで好きなのかというと、確実にどこかに繋がっているけど、それがどこなのか、どんなところなのか、わからないところが好きです。
そんなドアはデビット・リンチの映画を私に想起させます。
アメリカの田舎にある建物のドアへ、吸い込まれるようにそのドアの向こうへ行くのが私のデビット・リンチのイメージです。
できればドアを入った先も写したいのですが、ドアの先を感じる場所がありません。
これまで一度だけドアの向こうを感じたことがありました。
それは川崎にありました。20年近く前の夜ことです。
通りかかった時に開いたドアの向こう側はうなぎの寝床のように細長い通路になっていて通路を照らす照明は赤。それがデビット・リンチの映画のようだと思いました。
その時はドアの向こう、通路へ入っていかなかったのですが、数日後か数週間後か、少し時間を置いて勇気を出して入ってみようと思い探したのですが方向音痴のせいでしょう、探しても結局見つからず。
この経験は写真を撮る前のことですが、これが写真を撮る動機に繋がっているのかもしれません。
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