2024年07月08日
ペンタックス17のレリーズはどうしてケーブルレリーズじゃないのか
ペンタックスのハーフ判のフィルムカメラが発表されて、発売されたのか、そろそろ発売されたのかわかりませんが、正直そんなに作りたかったカメラがそれかよって気がしないでもありません。
見た目は人それぞれ好みがあると思うので置いておいて、10年後、20年後に壊れたら直せなさそうなカメラを今になって販売する意味がわかりません。
正直、もっとアナログなものを作るんだと思っていました。
アナログなやつが望まれていると思って販売したら思った以上に売れなかったニコンのFM3Aがあるのでしょうがないのかもしれませんが。
それにバルナックライカが今でも修理されて使えることを考えたら、壊れても直せそうな機会式カメラをいま出しても敵わないのかもしれません。
それは別として、つまらないと思ったのがケーブルレリーズ対応じゃないところ。
昔ながらの物理的なレリーズじゃなくて電子的なやつに対応しているのです。
物理的なレリーズにしろ、電子的なレリーズにしろ、使う方はほとんどいないと思うのですが、どうして電子的なレリーズに対応したのでしょうか。
レリーズには一切対応せずに少しでも安くするとか、どうせ使われないレリーズでも物理的なシャッターボタンにねじ込むアクセサリー類で遊べる余地を作るとか、選択肢は3つあると思いますがペンタックス17は一番意図がわからないものを選んだ印象です。
Bluetooth対応のレリーズが新規で発売するならわかりますが、そんなことはありません。
レリーズに関して、どこかのメディアが聞いて欲しいところです。
私はフィルムじゃなければダメって人間ではありませんが、フィルムはダメって人間でもありません。
フィルムで撮影される方、フィルムじゃなきゃダメって方にとって、このハーフ判カメラの発売によってフィルムで撮影できる状況がより長く持続するのであれば、それは素晴らしいことだと思います。
写真文化を支えるカメラメーカーの鑑と言えるでしょう。
それでも、仕様の意図は理解できません。
ただ、レリーズを使われる方はほとんどいないと思います。私がレリーズを使ったのは撮影した全体の0.1%もないはずです。
つまり、あまりにも些末な揚げ足取りです。
本当は私も使ってみたいのです。
新しいカメラ、使ったことがないカメラを使ったら、いつもとは違う写真が撮れるんじゃないか、令和の新フィルムカメラはそんな期待感を持たせるに十分じゃないかと思います。
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